曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

俺の後ろに立つな…! 背後の気配を察知する

 

身体感覚の拡張

とある武道の五段への昇段審査の合格基準は、「予告なく振り下ろされた木刀をかわせる事」だそうです。背後からの攻撃を見ずにかわす。まさに達人の所業ですね。これは限られた達人だけの能力なのでしょうか

実は前回の記事で紹介した、体の周囲に感じるモワモワ感が養われるとある程度は気配が察知できるようになります

 

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「背後の気配を察知する能力は実戦で使えるのか?」との問いには、そもそも実戦で背後とられたらアカンとしか言えずませんし、ごく普通に生きていれば背後から襲われる事はないでしょう。

冒頭の昇段審査の目的は、背後の攻撃をかわせるようになることではなく、視覚以外の感覚で情報がつかめるようになる事であろうと推察します。

 

気配を感じる稽古方法

前回紹介した、杖を背後で回す稽古である程度可能です。加えて、ある特殊な目付が身についてくると自然と感覚は磨かれてきます。

なお、冒頭で紹介した武道を体験させて頂いた際、基礎稽古の中に腰を下図のように落とした状態で、壁を背にして左右の足に交互に重心移動するという物がありました。

合気道の稽古と違って体力を要するので、ときどき行って体力の底上げも図っているのですが、最近やっていると、背中にモワモワとした温かい雲が流れているような感覚があります。きっと上記稽古は足腰の鍛錬だけでなく、この感覚を磨く目的もあるのでしょう。

 

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①足を開いて立つ

②左右どちらかの足へ重心を移し、反対側の脚を伸ばす。

③左右交互に入れ替え。ときどき伸ばし切ったところでキープしたり。

 

注意点

 頭の高さは一定かつ、背中と壁の距離を一定に保つ。

 骨盤は地面と垂直。お尻が後ろにつき出ないように注意。

 膝も前に倒れないようにする。

 

体験時にご対応いただいた師範の方は「基礎稽古に全てが詰まっている」と仰っていました。その時は、「そういうものか」としか感じなかったのですが、初めてモワモワを感じた時は「これは!!!」とテンションが上がりました。新しい発見は心躍るものですね。 

 

【参考記事】

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背後の気配を察知するには?

曰く!触覚を拡張する!これだけ!

 

 

2019.2.9 追記

稽古中の遊びで背後からゴム製ナイフで襲い掛かる事があります。精神集中している時ならば安定して回避できるようになってきました。普段の状態でこれができればようやく「気配が察知できるようになった!」と言えるのでしょう。ゴルゴ13への道は遠い。