曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

身体感覚の鋭敏化の稽古

前回の復習

井口流合気式護身術・合気道の基礎となる骨の技術。概要は下記のように人体構造をフルに活用した技術です。

 

骨の技術とは?

  • 人の体が最も力を発揮できる型を利用する
  • 人の体が力の入らない形を利用する
  • 重心移動のエネルギーを効率よく伝える・流す

 

この技のレベルを上げるには身体感覚を磨くことが必須なので、その稽古方法の一つを紹介させていただこうと思います。

 

ハイワン

気功などで取り入れられている動きだそうです。合気道には天の鳥船の行という稽古方法がありますが、身体感覚の鋭敏化だけならシンプルな”ハイワン”で十分可能です。

ハイワン一つとっても様々な感覚が養えますが、今回は骨の技術と、皮膚感覚の技術を得る為に必要な”感覚”を紹介します。具体的なやり方は下図になります。

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重心移動の力で腕を振る事が骨の技術の稽古になります。 「腕を捨てる感覚」、「腕を拾う感覚」を意識する事はより上記の技術、皮膚感覚の技術の稽古にもなっています。

 

【参考記事】スワイショウという背骨を回す稽古も力の流れを感じる力、身体感覚を磨く稽古に使えます

www.iguchiryu-aikido.com

 

 

運動エネルギーの伝達

身体感覚が磨かれて運動エネルギーが体を伝わる感覚が身につきました。次は運動エネルギーを自分の身体から相手に伝えなければなりません。どうすればよいのでしょうか?

 

答えは”接触する事”です。運動エネルギーは接触点からしか伝わらないからです。 では腕から運動エネルギーを伝えるとき、腕力が必要でしょうか?全く必要ありません。

 

触れてさえいれば重心移動のエネルギーは相手に伝わります。 腕は体が動くことで生じるエネルギーを伝える道として使うだけ。腕力を捨ててただ触れたまま動くと、相手からは常識はずれな動きとなり、心理的な働きもあって簡単に相手を導くことができるようになります。

 

合気道は物理学と心理学を活用した技術であり、理論(秘伝)を知れば短期間で護身や武術として使用できる水準に達することができます。 井口流合気式護身術の道場では、その理論を入門時から惜しむことなく学ばせて頂いており、短期間で随分上達できました。

 

理を学べるだけでなく稽古の度に、身体感覚が鋭敏になるだけでも楽しいものです。スポーツで新しい技を習得した時の感覚や、トレーニングの成果が出て動きのキレがよくなったと実感できた時に近いもので、日々のストレス解消にもなっています。

 

健康維持としても合気道の稽古は最高ですね。