曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

誰でも使える護身術にはパターン化が便利だが…? と肩取りのコツ

 誰でも使える武術としては

  • 身体能力に依存せず年配の方、女性や子供でも使える事
  • 習得が容易で長期間の稽古、厳しい稽古を必要としない事

が重要だと考えます。

 

合気道の技は力に依存せず、身体的に負荷が掛からない稽古が多いのですが、その瞬間瞬間に応じた最適な動きが自然に出てくるようになるには、相応の時間を要します。

 

私は3年程稽古していますが、想定外の状況だと余計な動きをしてしまうので全く実現できていません。

 

しかし、既知のパターンに類似した攻撃や動きであれば合気道を応用して対処することができるようになってきました。

 

武道は稽古を通して動きの本質を掴み、感覚を磨く事によって、状況に応じて最も調和のとれた動き、考え方、流れを自然に体が選択できるようにしていくもの。パターンを覚えるものではありません。

 

しかしながら「悠長なことは言わず、すぐ使えるものが欲しい!」という場合には、具体的な状況を想定して、対応する動きをパターン化しておく事で、限られた状況には対応できるようになると思われます。

 

護身術を使う状況は次のようなものでしょうか?

  • 手を掴まれる
  • 後から抱き着かれる
  • 襟首をつかまれて凄まれる

 

最初の2つは特に女性の方が被害にあわれそうなシチュエーションなのですが、訳合って最後に紹介させて頂きます。

 

本記事ではまずは襟首をつかまれて凄まれた時の外し方、肩取りのコツについてを紹介します。

合わせて崩して回す

掴まれた部分をどうこうしようと足掻くと力 vs 力になるので、引き剥がすのは容易ではありません。ではどうするか?剥がすのではなく一体化します。

 

相手が右手で襟首か肩をつかんできた場合、相手の手の上から自分の右手を重ねて、相手の手を自分の身体に密着させます(皮取り、合わせ、皮膚の技術)。

 

そして身体を左側へ少し回転させて、接触している部位を僅かに後ろに引き込んで相手が力が出ない肩甲骨の位置を作ります。腕で引かず身体の回転で引くことに注意しましょう。(骨の技術)

 

【参考】力が出る肩甲骨の位置(この逆を作れば・・・?)

www.iguchiryu-aikido.com

 

最後に右手で相手の手を掴みつつも合わせを維持して、一体化したまま相手の腕を回すと簡単に剥がれます。

 

この時、あるモノを意識した動きを加えると私達の流派が扱う初段の型になってより効果的に技をかけることができますが、素人相手の護身術なら上記動作だけで十分です。

(あるモノに加えて〇丹田を使う事で威力が更に増します。三段以上?)

 

エレガントな動きは達人になってから

一体化して腕を回した時点で、相手は腕がひねり上げられて体勢を崩さているので、合気道では一教、二教といった技へ進みます。

 

護身の場合は綺麗な事はせず、玉なり目なりを蹴り上げてさっさと逃げましょう。

 

身を守るという事は泥臭いものです。亀は甲羅に引きこもり、スカンクは毒ガスを放屁し、草食獣は一目散に走って逃げます。

 

合気道を使ってエレガントに相手を制するには、指導者の下で正しく稽古を積む必要があります。

 

下手な時に上手い人のまねをしてもケガをするだけ。稽古では綺麗に、トラブルに巻き込まれた時は泥臭く。

 

パターン化された護身の動きの紹介

護身術を使うであろう3つの例の内、今回紹介しなかったもの関しては下記の師匠の電子書籍で紹介済みにつき、説明を控えさせえて頂きました。

 

要約すると下記のような技術を使用しています。具体的な動き方、パターンを知りたい方は一読してみてください。

 

  • 手を掴まれる(てこの原理だけでなく皮膚感覚と心理学を利用して外す)
  • 後から抱き着かれる(相手との合わせ、回転軸を正しく使う事で振りほどく)

 

【参考書籍】井口流合気道護身術の初歩技術を使った護身術の本

力の弱い人でもできる唯一の護身術: 合気道の秘伝エッセンス 女性・シニアにできる唯一の方法を世界初公開(クリックするとAmazonの商品紹介ぺージが表示されます。)

 

繰り返しになりますが、武道はパターンを覚えるものではありません。

 

パターン化は守破離でいうところの守。型を守ることなく、型を破ったり、型から離れたりしても有効な動きができるようになるまでには修練が必要です。

 

全てから離れて自由自在になる。それが武の極致なのでしょうね。

 

おまけ:護身術に有効な合気道の技法

下記の3つの基礎に習熟する事ができれば、格闘技未経験者が相手ならば、概ね対応できるようになると思われます。

 

いずれも一人である程度稽古可能なので、合気道に興味がありましたら色々と試して自分の身体と対話してみてください。やっていると心地よさすら感じてきますよ。

 

 【井口流合気道・護身術の基礎技法】

  • 皮取り:相手が力を正しく出せなくなる技術
  • 陽の技術:腕力や脚力だけでなく全体重を利用して相手に力を伝える技術
  • 人形の目:周辺視野を使って攻撃を察知して回避する技術

(クリックすると当サイト内の関連記事が表示されます。)