最強の格闘技とは?
様々な物事を比べたくなるのは人の性。昔から議論されるテーマです。
合気道をやっていると言うと「実戦で本当に使えるの?」とか「インチキでしょ?」とか「達人は保護されているの?」と聞かれる事もしばしば。そんな時は笑って「さぁどうなんでしょ?分かりません。でも面白いですよ。」と答えています。
私は合気道の他にボクシング一年、キックボクシング半年、ジークンドー三ヶ月とやりました。いずれの分野でも熱心に取り組んでいる方々は鍛え上げた肉体を俊敏かつパワフルに動かして、放つオーラも強烈!
マススパ(寸止めのスパーリング)しただけでも「こりゃ強ぇ!」「敵わんなぁ~」という印象を受けました。
では合気道は?というよりも井口流合気道/ 合気式護身術の師匠なのですが、鍛えてはおられるものの、相対するとフワーっと幽霊のようにやって来て、いつの間にかやられてしまい「んん??今なにしました?」といった具合。
他の打撃格闘技では攻撃を受けたり、攻撃を捌かれたりすると「なにくそ!」と対抗心や闘争心が芽生えるのですが、合気で崩されると「ええっ?・・・ははは」と笑ってしまう事も。
師匠が言うには理解できない事象に出会って脳が混乱すると、人間は笑ってしまうものだそうです。そのせいか道場稽古では笑いが絶えません。
こんな具合なので、強い弱いで表現するのはしっくりこないのです。合気道の技は相手と力がぶつからない方向へ動かいたり流したりしています。力が衝突しないものに強弱や勝敗はつけられないのです。
そんな訳で「合気道って強いの?」と聞かれたら「さぁどうなんでしょ?分かりません。でも面白いですよ。」と答える事にしています。
合気道って強いの?使えるの?勝負しろ!
曰く!今日は良い天気ですね。これだけ!
おまけ:護身術として使えるのか?
身も蓋もない事を言えば自分と相手次第です。ただし普段の稽古で"武"の側面を意識して稽古をしていないと、護身術としては全く使えないものになってしまいます。
【参考記事】合気道を武・護身術として使う場合に注意すべき当身の稽古方法を記事内で紹介しています。
護身術として使いたいという方には、下記の電子書籍が参考になります。師匠が書かれた本なのですが、井口流合気式護身術の基礎技術を使った護身術と心構えが紹介されています。危険管理の参考やヒントになっていただければ幸いです。
力の弱い人でもできる唯一の護身術: 合気道の秘伝エッセンス 女性・シニアにできる唯一の方法を世界初公開
護身術を知っていると知らないでは、いざという時の対応が大きく変わります。特に女性は男性に対して筋力差があるので技術を知っておいて損はないでしょう。