曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

身体を思い通りに動かすための稽古方法

昇段へ向けて一人稽古に励みつつ自分の動きを撮影して確認してみると、イメージ通りに体を動かせていない事を思い知らされました。

以前ほどズレていないもののまだまだ修行不足。今回は体を思い通りに動かす為の稽古方法を紹介します。

 

立禅で背骨を整えつつ感覚を磨く

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ご存知の通り身体を動かす神経群の多くは、背骨の太い神経から枝分かれして各部へと繋がっています。背骨が歪んで無用な力がかかっていては、神経系に良い影響があろうはずがありません。

そしてどんな動作をする時にも必ずかかっている力が存在します。重力です。重力を正しく感じられていない状態で動き回っても、イメージ通りに体を動かす事はできません。

 

思い通りに体を動かすべく、背骨を整えつつ重力感度を高めるには、立った状態で行う禅、立禅が効果的です。

背骨をS字からストレートな状態へ変えて真っすぐ立つ。そして天地を貫く軸を感じる。基本はこれだけです。できれば下記の6点も注意して行うとより効果的な立禅となります。

 

立禅で気を付ける6つのポイント事

1. 虚領頂勁(きょれいちょうけい)

頭は天上から紐で吊るされてるよう真っ直ぐに。

 

2. 沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)

肩は強張らせず下に落とす

 

3. 含胸抜背(がんきょうばっぱい)

胸の前で球を抱えるイメージで胸をすぼめ、肩甲骨を開く。

 

4. 松腰松胯(しょうようしょうこう)

膝とつま先を同じ方向へ向け、股関節は柔らかく。

 

5. 尾閭中正(びろちゅうせい)

尾骨を内側に巻き込み骨盤を立たせて背骨を真っ直ぐに

 

6. 立身中正(りっしんちゅうせい)

天から地へ柱が身体を貫くように立つ

 

ただ真っすぐ立つだけの事が人間案外できません。自分の立ち姿を横から動画にとって確認してみた事があるでしょうか? 

門下生同士で立禅の姿勢を修正していると、「ええ!?これは前傾してるでしょ!」とか「これでは背中がそっている。」と修正された方は主張するのですが、周囲の人から見ると「それでようやく真っすぐ」という事がしばしば。

格闘技や武道の経験がある門下生でも、イメージ通り真っすぐ立つ事が難しいのです。

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ましてや複雑な動作となると・・・。まずは動かない立禅!全身の神経が研ぎ澄まされ、重力を正しく感じられるようになるので、動作のイメージと現実のズレは格段に小さくなっていきます。

 

身体感覚を磨くゆる体操

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当ブログでたびたび紹介しているゆる体操。体をゆすったり擦ったりする体力を必要としないお手軽健康体操です。

一見すると運動の苦手な方向けの体操なのですが、開発者の高岡英夫先生によると、日本古武術のエッセンスが詰め込まれており、武道の能力向上にも有効であるとの事。[1]

 

更にはゆる体操は上・中・下丹田や身体を貫く軸(センター)の感覚も磨かれるように作られているとの事です[2]。

私は合気道でもその感覚を強化しているのですが、ゆる体操で身体感覚を磨くやり方は合気道のそれとよく似ています。

一見ふざけた動きながらも、武道をたしなんでいる者からすると「良くここまで単純化して極意を抜き出せたなぁ」と感銘を受けます。

武道の技として使う方法までは説明されていないのですが、井口流合気道の奥伝相当の感覚を語られたりも。達人ですね。

 

ちなみに一年ほどゆる体操をやっているのですが、ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)、腸腰筋(背骨から大腿骨、腰骨から大腿骨へ繋がる筋肉群の総称)の感覚が磨かれて、身体がよりうまく扱えるようになっています。

 

思い通りに体を動かすには?

曰く!立禅!ゆるめる!これだけ!

 

参考文献

[1]:

[2]

私が参考にしている高岡先生が実演されているDVD付き書籍はプレミアがついて価格が高騰中・・・(1300円→中古7928円)高岡英夫のDVDでゆる体操 (別冊宝島 (1051))

 

【参考記事】

www.iguchiryu-aikido.com