曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

体をイメージ通り動かしたいなら人体を知るべし!

あなたは足指がどんなふうに足についているかイメージできますか?

 

多くの方は足の先っちょに1,2cm飛び出ている指をイメージしたのではないでしょうか?足指は実は足の真ん中の方まで伸びていて結構な長さがあります。

 

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知らないものは使えない。正しくイメージできないものは実現できない。今回は体をイメージ通りに動かすために必要な「知る」という事について紹介します。

知らないものは使えない

前回の記事で体重をかかと支持へ移行する事で自重が落ちることで生じるモーメントを利用して「早く」動く足運びを紹介しました。

 

体重を支えているポジションを骨格構造から正しく知りさえすれば簡単に実現できる足の使い方です。

 

【参考記事】前回記事:足裏の使い方

www.iguchiryu-aikido.com

 

今回は足指について。足指がしっかり使えるようになるとグリップ力が高くなるので、動作の安定感が高まります。

 

しかし「足指は1,2cmしかなくて一体化している」と思っている方と、「足指は10~15cm位中に埋まっている部分があって、5本の骨は手と同様にバラバラになっている」と思っている方では足指の使い方に大きな差が生じます。

 

存在を意識できていないものは上手く扱えません。

 

逆に存在を知るだけで使い方は上達します。足指の骨に関する知識をつけるだけでも、足裏の使い方が上手くなって安定感が増してきます。

 

足指が1,2cmしかないと思っていた方は、試しに足指をモゾモゾ動かしてみて下さい。足のレントゲン写真を見る前と後で感覚が変わったのではないでしょうか?

 

感覚トレーニング + 知識

合気道の稽古という観点では、人体の骨格構造、筋肉図を知らなくとも、気の流れを感じて動くだけである程度滑らかな動きは身につきます。

 

そこから更に体を思い通りに動かしたいという方には人体の骨格図、筋肉図を知る事が助けになります。知識は感覚を敏感にし、感覚は知識を強化してくれます。

 

達人は「Don't think, Feel ! ! (考えるな、感じろ!)」と言うのですが、凡人には知、もしくは知らず知らずの内に技術が身についてしまうように体系立てられた稽古方法が必要です。

 

知識なくただ達人を真似るだけだと、ずっと低い位置でうろうろする事になりかねません。体をイメージ通りに動かしたいと思うならまずは操作する対象、人体を知りましょう。正しくイメージできないものを正しく動かす事はできないのです。

 

体をイメージ通りに動かしたい!

曰く!知って感じる!感じて知る!これだけ!

 

 

おまけ1: 一流と三流の無

禅僧、沢庵和尚が剣と禅の一致(剣禅一致)について説いた書『不動智神妙録』には次のようなくだりがあります。

 

づっと高きと づっと低きは 似たるものになり申し候

 

超一流は全て知り、感じ、経験したうえで全て捨てて流れのまま自由闊達に動く。達人の世界。

 

三流は何も知らない状態で技を出す。一流と同じく何もない状態。一見すると似たるものになり申し候。