曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

静のヨガ・動の武道 本質は同じ自由の体現

 健康と若さ維持のために合気道の他にヨガもやっています。一見全く違う様に見えるヨガと武道ですが本質は同じ。心と体を「自由」にするものです。今回はヨガと武のつながりについて紹介します。

 

体を自由にする

心を自由にするためにまずは心の入れ物である体を鍛え「自由」にするというのがヨガの発想です。

 

体を自由にするとは単に柔軟性や可動範囲を広げるという意味だけではなく、感覚を磨いて自分の意思でイメージ通りに体を動かすという意味も含まれています。

 

カポエイラとの共通点

最近はダイエットのためにバトゥーキという漫画を読んで興味を持ったカポエイラの基礎もやっています。

 

その一つ、ジンガというステップはヨガの戦士のポーズを動きながらやっている感覚があります。(写真の真ん中の女性が踏んでいるステップ、脚で三角形を描きます)

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ジンガ

 

ヨガの立ちポーズの多くは爪先とひざの方向を一致させ、力が出しやすい骨盤の向きを取ります。そして下腹部の力、腸腰筋の力で脚を引き上げたり動かしたりしています。

 

ジンガも脚を動かす意識ではなく、下腹部で脚を引く事がポイントだそうです。そして爪先、膝、骨盤の向きはヨガの戦士のポーズで注意すべき点とほぼ一致します。

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戦士のポーズ1

 

そしてアウーと呼ばれる側転、ハボジ・アハイアと呼ばれる蹴りのキーポイントは腰と脇腹の筋肉の使い方。

 

ヨガの側面伸ばしのポーズや三角のポーズで磨いた感覚を使うと、割と直ぐにそれっぽく動けるようになりました。

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ハボジ・アハイア

効率よく体を操るために意識すべき点はヨガもカポエイラも同じ。静と動の違いだけのように感じます。

 

ちなみにカポエイラは奴隷たちが「自由」を獲得するために磨き上げたものです。

 

 

合気道との共通点

合気道の当身は全身の力を統一してそのまま相手に伝える打ち方をします。統一された力のロスがないように効率よくエネルギーを運ぶ体の使い方をします。

 

【参考記事】エネルギーロスのない当身の方法

www.iguchiryu-aikido.com

 

ヨガのポーズは無駄な力が入らないよう、筋肉や関節に余計な仕事をさせないよう、適切な位置に体をコントロールして維持します。言い換えると全身の力を最も効率よく使えるポジションを探してキープします。

 

私たちが使う十文字と呼ばれる構えからの当身は体の変化を極力少なくする事で相手に動きを読ませづらくすると同時に力のロスも極力減らすような動きです。

 

この動きの詳細を習った時も「あ、戦士のポーズ1の応用や」と思ったものです。特に骨盤と膝の使い方が共通しているなと。

 

心を自由にする

ストレッチとヨガの違いは何でしょうか?ヨガと同じストレッチポーズは探せばいくらでも見つかります。

 

相違点は精神的な要素。ヨガではポーズを維持している時、自分の身体と対話する事で瞑想をしています。

 

瞑想には呼吸や特定の文字など、特定の対象に心を集めるやり方があります。ヨガは自分の身体に心を集めているのです。

 

ヨガはサンスクリット語のユジュという単語に由来しています。ユジュとは「結合」、「交わり」の意。ヨガは神、宇宙と結合する事で自由になる(解脱する)ための行法です。

 

合気道はその名の通り気を合わせる武。道には宇宙の原理、万物の根源という意味もあります。やはり似ていますね。

 

【参考記事】合気道を動く禅と感じることができた時の記事

www.iguchiryu-aikido.com

 

 

自由の体現

合気道に限らず全ての武道は自由を体現するものだと私は考えています。

 

たんに体を強くして技を身につけるだけでなく、身体的束縛から物理的に解放され、恐怖や不安からの精神的に解放され、自由自在に動く体と心を得る為のものではなかろうかと思うのです。

 

心技体、3つを同時に鍛えられる武道は本当に素晴らしいものです。もちろんヨガも。

 

ヨガと武道のどこが同じ?

曰く!自由!これだけ!