曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

謎の達人より学びし井口流合気道の秘伝をちょびっとだけ公開しています。

合気道の基礎稽古を使える技に昇華する

1. 知らぬものはできぬ

合気道も、ゆる体操も意識と知識さえあれば、極めて簡単な動きで奥義の感覚を身に着けることができるよう工夫されていると、先日の記事で書きました。

とは言え独学で、基礎稽古の動きが技の中にどう落とし込まれているのか知るのは至難の業。天の鳥船の行や、振魂が合気道の技に活きると聞いても「?」という方も一部おられるのではないでしょうか?

 一度でも「技のこの瞬間に基礎練習の動きを使うのだ」と習うだけで、技の質も稽古の質も変わります。そして応用する事もできるようになります。いくつか例を紹介します。

 

2. 背骨を垂直に落とす動きを技に活かす

以前、背骨を垂直に落として生じるエネルギーを手首に伝える稽古(下図)を紹介しました。こんな動きを合気道の技のどこに使うのでしょうか?

f:id:dice-k-13110:20180626163650j:plain

この動きはいたるところで使えます。入り身投げで相手を「かくん」と崩す時、襟首を掴んできた相手を下に倒す時、逆に相手の襟首をつかんで引き倒す時。いたるところです。

とは言え、具体的なタイミングと感覚を師から学び、自分の身体で感じないと、活かし切るのは難しい。この辺りは武道の技術伝承の難しさですね。 

ちなみに自分の体重、重力を活用した技術、下方向への重心移動を使った技術を、陽の技術三式と呼んでいます。

 

3. 天の鳥船の行を技に活かす

正直に言うと、天の鳥船の行は最近まで軽んじていました。陽の技術一式(前方への重心移動エネルギーを使う技法)と空間感覚の技術を鍛えるなら他の動きでもできるしなぁと。

ところが正月休み中実家で練習量を増やしてみて気が付きました。こりゃ奥義やわ!

具体的にどう技に活かすか?となると表現が難しいのですが、上位秘伝の感覚がビンビンになる動きです。天の鳥船の行おそるべし。単なる準備運動でも神事でもなかった事に驚愕しました。

これに気が付くことができた理由は明確。昨年末の稽古で、核の気の稽古をした後だったからです。やはり知らねばできぬ・・・。

 

ゼロから1を生み出すには高い壁を超える必要があります。しかし1から2へ進むのは案外簡単なのです。

そして多くの場合ゼロから1へ進む最初の一歩、気づきを授けてくれるのは良き師、良き書です。新年を迎えて新しいことを始める方も多いでしょう。何事も一番最初が一番難しい。出来れば良き師、良き環境を見つけてみる事から始めてみてはいかがでしょうか?

 

5. 壁を超えるには

曰く!頼る!これだけ!