曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

動かない事の威力

1. デイトレードも武道も動きすぎると損失拡大

最近のデイトレード結果はマイナスでした。冬期休暇を利用してにデイトレードを行っています。面白いもので、勝っている時は動き回ることなく、適切なタイミングで発注、静観、手仕舞い、最小の動きで利益確定。負けている時は取り戻そうと取引を活発にし、あれこれ試行錯誤して負けがかさみます。

一日のチャート(値動き)を振り返ると、なぜここで注文を出したのか?と疑問が生じる取引もちらほら。勝算の高い戦だけ戦う、兆しを捉えて波に乗る。明確な兆しが見えないなら動かない。余計なことはしない・・・これら基礎中の基礎が平常心を失うとできていないのです。未熟者ですね。

 

合気道の道場でも動かない事を重要視しています。目指すは相手にとって自然な動き。すなわち、何が起こったのか自覚されることなく間合いに入り、崩し、倒す、制する。それを実現するには余計な動きが邪魔なのです。

とはいっても技の途中で相手が崩れ出すと、欲が出て「もう一押し!」と踏み込んだり、体幹や筋力を使ったりしてしまいがち。しかしその余計な動きは相手の目を醒まさせる動き。ふわっと意識が抜けて、自然に倒れようとしている相手の意識を目覚めさせる動きになってしまいます。

 

力を加えても相手はバランスが崩れているので倒せる事は倒せるのですが、エレガントではありません。そう、合気道の技は余計なことをすると失敗するのです。と、頭でわかっていてもトレードと同じく・・・

 

 

2. 気の知覚 身体の動きと心の動き

身体の動きだけでなく、心と思考の動きすらも相手の目を醒まさせるきっかけになります。「この技を決めるぞ!」という意気込み、「こう動いたから次はこう動く!」という思考。これらも不思議な事に相手に伝わってしまし、自然の流れが切れてしまいます。余計な動きだけでなく、余計な気の動きも技の妨げになるのです。

 

なお自らの身体、意、気の余計な動きを止める事によって、技が相手に感知されないだけでなく、相手の気に対する感知能力も高まります。

前回の稽古中、ちょっとした余興で後ろからの攻撃を見ずに感知する遊びをしました。この時「いつ来る・・・?」と思考したり、気を張ったりしていると、相手の動きは読めません。反対にただ周囲をありのままを感じて立っていると、ゾワっとしたものを感じることができました。

 

武を通じて到達する明鏡止水の境地。これをトレードに活かせられれば!

お金が絡む分、心の動きを抑えるのは難しい。そもそも利益を得ようという時点で心が動いている。これは高度な修行ですね・・・

 

 

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3. 最適な行動を起こすには?

曰く!余計な事をしない!これだけ!

 

 

 

おまけ:オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ著、『デイトレード』より

熟練したトレーダーの最も価値のある能力は、適切な時に「不作為」を押し通せる事である。何もしない事は成功を極めたトレーダーのみが使いこなせる有効な手段である。

時に応じて小休止する事は最も生産的な行動である。自らのバランスに気づくのは、あまり行動をしていない時であることが多い。精神が明晰さを取り戻すのは、バイアスのない傍観者であることが多い。トレーダーとして、こういった時期を持つことの必要性を認識すべきである。

下手な自己啓発本より示唆に富んだ書であり、トレードだけでなく人生のヒントになる言葉が多く掲載されています。武道にすら共通する事が多々あり、専門知識がなくても読めるのでおススメの一冊。

 

 

 

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