曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

不意打ちのさばき方

1. 求めよ。されば与えられん。

自分の技は門下生以外にも効かせられる出来なのだろうか?

門下生の仲間たちは何度も技を受けている内に、「この技を受けるとこういう反応をしてしまう」という刷り込みができて過剰反応していないだろうか?と思いつつ道場に出向いた所、門下生の一人が柔道経験者の友人を連れて稽古に!これは練習できる!引き寄せの法則!

 

2. きざしを捉える

体験者はみな同じ道を歩みます。師匠の技が不思議すぎて「もう一回!」「おかしい?もう一回」と色々な攻撃試すも、何度もあしらわれるという道を。

先日の稽古で師匠は何度も不意打ちを捌いておられました。体験者の方は観察力が鋭く、師匠の左目が見えない事を早々に看破して、左方向から何度も不意打ちをかけたのですが、毎回出だしを抑えられてしまいました。それを受けての感想もなかなか鋭い物でした。

「スピードではない。スタートダッシュがうまく切れずにつまづくような感覚がある。」

 

体験者の友人である門下生の仲間が「誰に仕掛けても同じようにされるで」と言ったので、私にも不意打ちが!果たしてできるのか?

 

おぉ。できる!できるぞ!

 

制するのは相手の動きではなく動きの起こり。もし相手の動きに対応していたら、相手と同じ土俵で戦う羽目になり、経験のない柔道技を受けて負けていたと思います。この同じ土俵に乗らない方法、動きの起こり、きざしを捉える方法が秘伝なのです。

 

 

3. 勝兵はまず勝ちてしかる後に・・・

敵のフィールドでは戦わない。自分の優位な時と場所を作ってから戦う。春秋戦国時代の戦略家、孫氏はこう言っています。「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」(勝つものは勝ってから戦う。負けるものは戦が始まってから勝とうとする)

不利な状況からでも勝てるから名将なのではなく、不利な状況を作らないから名将なのです。勝つべくして勝。合気道も同じ。先に勝っておく。そして戦う。勝速日(かつはやひ)。 

 

 

4. 不意打ちをどう捌いた?

曰く!不意打ちと思っているのは相手だけ!これだけ!

 

 

余談

冒頭に述べた技に対する過剰反応について。元総合格闘家の方は私の技が不完全な時、アドバイスをくれるのでとても助かっています。そして時には容赦なく足を絡めて寝技に持ち込んできます。それを「また勝手な練習が始まった!」と優しく見守ってくれる道場です。

先日も寝技合戦になりました。私も段々と動きに慣れてきたので、比較的長く抵抗はできたものの、どんなに合気を駆使してもやはり相手優位の場ではどうしようもないですね。相手の土俵に上がらない。重要ですね。今日はアキレス腱が痛いです。