一人稽古法

合気道が上手くなりたいなら鉄杖を振るべし

合気道が上手くなる鉄杖の稽古

重心移動のエネルギーを効率良く使う。これはスポーツ、武道、格闘技で重要とされる要素です。物をスイングする時、素早く溜めなくステップする時、衝撃を伝える時、etc…

合気道も当然、あらゆる場面で重心移動のエネルギーを使います。重心移動の力を伝えられるか否かで技の質は雲泥の差。そこで今回は重心移動の感覚、力を相手に伝える感覚を鍛える稽古方法について紹介します。

鉄の合気杖による稽古

井口師範曰く、合気道の開祖、植芝盛平先生は鉄の杖を振る稽古を続けていたそうです。そして鉄杖を振る目的は力を鍛える事ではなく、力を流す感覚を磨く事であったと

基礎中の基礎の稽古方法

基本の突き(陽の一式)

  • 両足を前後に開いて立つ
  • 前足爪先は進行方向、後足爪先は45°程度斜めを向けレの字で構える
  • 後足の母指球とかかとを結ぶ線を回転軸として膝を倒して体を前方移動
  • 後方に取り残されている鉄杖に重心移動の力を伝えて前に打ち出す
  • 下腹の力で打ち出すイメージ
合気道当身の秘伝1陽の技術
合気道当身の秘伝その1 ~陽の技術~合気道は当身七分と言われるほど当身を重視しています。(本記事内では当身=打撃と定義します。)そしてその打ち方は全身の筋肉を連動させて撃つ...

 

基本の突き(陰の一式)

  • 両足を陽の一式と同じくレの字で構える
  • 足の位置を動かすことなく、腰を後ろに引くと同時に鉄杖を前に打ち出す
  • 重心移動の力(後方)と鉄杖移動の力(前方)が釣り合うように意識する
【合気道】体重差を覆す技法 作用反作用を利用した"陰の技術"重心移動のエネルギーを効率よく活用する技法において、重心移動の方向と伝えるエネルギーの方向を一致させて技術を「陽の技術」と呼びます。全て...

 

鉄杖代替品の入手方法

一般的な木杖は約500gと軽量で腕力でごまかしが効く為、杖が振れているつもりになりがちです。合気道の技に慣れていないうちは、重量がある杖で稽古しないと感覚強化は難しいので、鉄杖を使って稽古しましょう。

しかし鉄杖は一万円超と高額。(木杖は3,000円前後)そこでおススメの代替品がバーベルのシャフト。質量6kgながら寸法と価格は木杖と同等です(下表参照方)。

合気杖(4.21尺) バーベルシャフト
全長 約127.6cm 120.0cm
直径 2.5cm 2.8cm
質量 530g 6kg
価格 2,926円 at Amazon 3,280円 at Amazon

 

なお鉄杖は手汗がつくと意外にサビます。対してバーベルシャフトは元々トレーニング器具の一部なので、耐食性能に優れたステンレス鋼で作られているため手汗がついても錆びません。バーベルシャフトを鉄杖代わりに振って力の流れる感覚を磨きましょう!

鉄杖を振るコツ

曰く!繋がる!これだけ!