根幹をなす四つの技術

井口流合気道護身術(以下、IAM護身術)は下記四つの技術群から成り立っています。

  • 骨の技術:物理学を活用
  • 皮膚の技術:生理学を活用
  • 皮膚感覚の技術:物理学+生理学を活用
  • 空間感覚の技術:心理学を活用

下記に各技術の概要を示します。

骨の技術:物理学を活用

自分が最も力の発揮できる骨格の使い方、相手が力を発揮できなくなる骨格の位置などを利用した技術です。重心移動で作り出したエネルギーを無駄なく相手に伝える技などを学びます。

習得すると、腕力に頼らずとも大きな力を発揮できるようになり、女性でも男性に掴まれた腕を振りほどいたり、突き飛ばしたり、倒したりできるようになります。

皮膚の技術:生理学を活用

相手に力を出させなくする、かけられている力を正しく感知させなくする「皮取り」と呼ばれる秘伝を軸とした技術です。

筋肉にかかる張力を感知するセンサー、筋紡錘を騙す技なのですが、「気」という概念から見ると、気が流れる経絡を遮断する技であり、切法、掴法とも呼ばれます。

習得すると相手を金縛り状態に陥れる事が出来るようになります。

皮膚感覚の技術:物理学+生理学を活用

接触したものとバランスを維持しようとする人間の反応と、変化を嫌う本能を利用して、力感なく相手を崩したりコントロールしたりする技術です。

習得すると「何が起こったのか分からないうちに倒された」といった不思議な感覚を相手与える事ができるようになります。合気道の醍醐味ですね。

空間感覚の技術:心理学を活用

視線誘導や無意識のコントロールを使った技術です。習熟すると相手の攻撃の着弾点をずらしたり(意識と無意識のズレ)、歩法だけで相手を酔わせたり出来るようになります。
私たちの道場で技の稽古中「うわっ、気持ち悪・・・」と言われたらそれは誉め言葉。

 

稽古で行っている事

健康体操のような力が使わない動きから構成される基礎稽古、相手と自分の身体を使った感覚トレーニング、合気道の動き(正面打ちや横面打ちからの一教、二教など)を通じて秘伝を学んでいます。

基本的には感覚を磨く稽古が主体なので、女性の方や年配の方でも問題なく学ぶ事ができますし、道場は堅苦しい雰囲気ではなく、楽しみながら稽古をしています。仕事の都合などで遅れてくる方(主に私)も、途中から稽古に入ることができる道場です。

段位制を取ってはいますが、道場では初心者~有段者まで入り混じって稽古しており、入門時から秘伝を学ぶことが出来ます。

IAM護身術は速習を謳っているので、技術の出し惜しみをされるなく、秘伝を教わる事ができます(2019年6月5日時点)。少人数制なので先生が丁寧に技を教えてくれるというのもポイントです。

参考:各級、段で習得する秘伝

  • 五級 骨の技術(基本)
  • 四級 皮膚の技術(基本)
  • 三級 皮膚の技術(応用)
  • 二級 空間感覚の技術(基本)
  • 一級 骨の技術と皮膚の技術の応用
  • 初段 皮膚感覚の技術(基本)
  • 二段 空間感覚の技術(基本)
  • 三段 空間感覚の技術(応用)
  • 四段 四つの秘伝を応用した技術
  • 五段 総合応用