護身術:防御

対ナイフの護身術 イメージ体を当てる回避

対ナイフ護身術 イメージ体を使った回避法

故、井口師範は第二次世界大戦中、過酷な戦場に赴任して生き残った歴戦の猛者です。戦後も刃物を持った複数の輩に囲まれた事もあったとか。現代は当時よりはるかに平和になったとはいえ、通り魔の事件などは後を絶ちません。

先日落とし物を拾ったので交番に訪れたのですが、指名手配犯のポスターを見ていると、報道されていないだけで、ナイフを使った通り魔が度々出没している事に驚きました。そんなわけで今回は、対ナイフの護身術について紹介します。

護身術の大前提その一 相手を見ない

IAM護身術では周辺視野(焦点が合わずぼんやり見えている領域)だけで全てを見ます。つまり相手もナイフも見ずに、ぼんやりと全景を見るようにします。中心視野(焦点が合ってはっきりみえる領域)で見ると、後述する理由で自分と相手の脳を騙す事が出来なくなるのです。

合気道秘伝の目付 周辺視野で捉える「人形の目」合気道および護身術を使う際、覚えておくべき重要な事の一つが情報遮断。どんなに強く速く動けても、情報が相手にダダ漏れの状態では対処されてし...

まず刺されてあげる

肉体が刺されてしまうと死んでしまうので、刺されるのはイメージの身体。自分の前面または横にずれたイメージの身体をナイフに刺されに行きます。面白いもので自分が「刺された!」と思うと、相手も「刺した!」と思ってしまうもの。しかし実体はズレている。そのため一瞬、脳と体が停止してしまいます。

先ほど中心視野で見ると自分と相手の脳を騙す事ができないと書きました。ナイフの刃を凝視して意識してナイフが逸れたのを見て「刺された!」といくら思ったところで、本気で刺されたとは思えないのです。そんな状態では相手も「おまえ刃が刺さってないのわかっとるやんけ!」と無意識に思うので、術中にはまってくれません。

通常の防御方法は攻撃を防ごう、かわそうとします。これでは攻撃側の身体能力が高い場合、ほとんどの場合上手くできません。相手の土俵で戦わない事が護身術と合気道の大前提。意識を別の領域に追いやりましょう。

ピュロスの勝利

自分のイメージ体が刺されて相手が一瞬停止したら、相手の背中の方向に全力疾走して逃げます。刃物相手に戦うのは格闘家であってもリスクが高すぎるので、逃げる場がないとか、自分が逃げたら大事な人が襲われるといった状況でない限りは逃げる事を最優先します。相手を倒したところで一文の得にもなりません。

何かと戦う時は、勝利した時わりに合うものが得られるかどうかを考える事が重要です。

対ナイフの護身術まとめ

曰く!見ずに当たる!これだけ!