ゆる体操と合気道 ~いいものは何でも使う!~

 

1. ゆる体操とは?

前回紹介した高岡英夫先生が開発された、ゆる体操というものを最近やっています。

 

ゆる体操は体の疲れをとる効果に加え、武道の奥義、極意である「水のように」「ゆるゆる」な状態になる動きを、誰でもできる体操を通じて習得できるよう開発した体操との事。

 

なお高岡先生も武道の達人であり、宮本武蔵の動きを再現する、剣聖の会というものを開催しているようです。動画を拝見するとなるほど達人の動き!

 

そこでさっそく高岡先生の『究極の身体』に続いて、『宮本武蔵は、なぜ強かったのか?』も拝読したのですが、井口流合気道との共通点が多数あり、やはり極意、本質は突き詰めると共通するのだなと思わされました。

 

例1:刀の重心と操作線 ≒合気道の杖

例2:かかと推進、モーメントの利用≒三角の動き

例3:身体意識、センター、割体≒自分軸、三軸の動き

 

 

2. ひざコゾ恐るべし 下半身感覚の鋭敏化

さて、最近、下半身の動きを特に鍛えたいと思っていたので、合気道の一人稽古に加え、ひざコゾなどのゆる体操を行っておりました。

しかし、いずれの動きもカロリー消費が小さいものを中心にやってきたので、「暑くなる前にちょっくら走るか!」思い立って走ってきたのですが、以前に加えて脚が軽く動くことに驚きました。

更にはただ走るだけでも丹田を運ぶ動き、軸を安定させる意識などが鍛えられ、様々な要素が鍛錬できる事にも。ひざコゾおそるべし!

 

流派が異なろうと、いいものはいいので使えるものは使う。

仏教でもこだわり、とらわれ、かたよりは善くないものであると説かれていますしね。

 

なお、普段歩くときでも完全な一直線上を歩くことを意識すると、いかに自分の身体がゆがんでいるか、バランス感覚が曖昧であるかを実感できます。イメージとしては綱渡りをしていると思って歩いてみるといいでしょう。 

 

歩くという動作も意識一つで大変な稽古になります。合気道の稽古に限らず、意識一つであらゆるものは自分にとって有益なものに変えることができるのではないでしょうか?

 

なお体を緩める意識、脱力に関しては、上記で紹介させていただいた『宮本武蔵は、なぜ強かったのか?』が良著ですので、『ゆる体操』と併せて武道が好きな方、体を緩めたい方にお勧めさせていただきます。