曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

株式投資と合気道

1. オリバー・ベレス著、『デイトレード』

秋口からスイングトレード(2,3日で決済を済ませる投資)を行っており、やればやるほど合気道の考えに近いと感じることがあって面白く稼がせてもらっています。

株式投資に関する多くの書籍を読んで勉強しましたが、一番参考になっているのは本ブログでも過去の紹介したことがある「デイトレード」です。この書は技術についてはほとんど触れていません。著者は次のように主張しいます。

正しいトレーディングとは、正しい思考の結果である

本質的に、トレーディングの8割以上は心理的なもの

 

そして、突き詰めると成功する本質とは、正しいことを正しいタイミングでやることに尽きるという事。そしていかにうまく負けるか、という事であり、これは人生でも同じ事。

投資に興味がない方でも、自己啓発書として読んでも面白い本です。"株価の動きは、欲望と不安と恐怖のいずれかの感情に基づいている"という思想が根底にあるので、必然的に人間の内面に触れた内容になっています。そして、いくつか合気道と類似する考え方があるので紹介します。 

2. こだわりを捨てよ

 

オリバー・ベレス氏は『デイトレード』において、2つの邪悪なHを提言しています。それはHope(希望)とHolding(保持)。これらは「間違った勝ち方」に繋がる。マーケットは甘いものではなく、間違った勝ち方をしてもすぐにその利益は取り返されてしまうというのです。

Hopeは、事実をありのまま見ることなく「この銘柄は急騰する!」とか「今は急落しているが、そのうち反発して持ち直す」といった希望であり、Holdingは、事実から目を背けて行動を起こさずに保持し続ける事です。この二つは合気道でも同様に邪悪な2つのHです。

主観や予測を捨て、ありのままに見て、相手を感じる事は極めて重要な要素。動きの中にHopeが入り込むとうまくいきません。
そして技が上手くかからない時に、こだわりを持ってしまう事は避けねばなりません。これはHoldingを避けると言っても良いでしょう。

例えばある技を使おうとして相手が崩し切れなかった時、その瞬間に加えている力の方向や技の型に固執しだすと、力と力の勝負になってしまいます。

力がぶつかってしまったなら、さっさと捨てて違う位置や方向からアプローチをしかけるのです。一点にこだわるとロクな事にはなりません。絶えず変化し続ける動き。Holdingとは真逆ですね。


余計なことはしない

初心者のトレーダーが陥る問題は次の二点に集約されることがわかった。第一が「忍耐力の欠如」であり、第二が「ときには何もしないことが最良の行動であると認識できないこと」である。

合気の技が上手くいかない時は、正しい方向に流れて行っているのに途中で方向を変えてしまったり、余計な動きを付け加えてしまったりしている事が多いです。

合気道の技は人体構造だけでなく心理学も応用しています。熟達してくると相手がこちらの動きに無意識に導かれている状態に陥いってしまうのですが、ここで余計な動きを入れてしまうと、目が醒めて動きに対応されてしまいます。

余計なことはしない方がよい。頭ではわかっているのに何故かあれこれやろうとしまうのは人間の性なのでしょうか。

合気道の動きは非人間的にもかかわらず、受ける相手にとっては自然に感じてしまう・・・ここに面白さがあります

 

 

3. 聖杯などない!

 

トレーダーとして成功するためには、いくつかのトレーディング手法に習熟するだけでよいというのが、私の長年の信条である。

色々な形や戦略を試したくなるのが人間。1つ得意なパターンを見つけ、そのパターンにはまるタイミングまで余計なことをせずに待つ。やることはシンプルな事だけ。これで意外と収益が上がってきています。

合気道も本質は、気の流れ、呼吸力、螺旋形、これだけ。まだその深淵に一歩踏み込んだ程度の段階ですが、突き詰めるとシンプルな動きになるのだという事、奥義は人間本来の自然な動きの中にある事はわかってきました。自分の外にある複雑なものを探し求めるのは遠回りになりそうです。既に答えは与えられているのです。

 

4. 株式投資と合気道

曰く!きざしを捉える、流れに合わせる、余計なことをしない!これだけ!