曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

今週のヤングジャンプと合気道 見える景色と脱力 

木曜日、久々に師匠の個人稽古を受けてきました。

タイムリーな事に、木曜日発売のヤングジャンプに掲載されていた、キングダムおよびリクドウという漫画の内容と合致する事があったので一部紹介。

以下、雑誌のネタバレが入るのでコミックで読まれている方はお気を付けください。

 

 

1. 優れた将の下では見える景色が変わる

キングダムは中国の春秋戦国時代を描いた作品。先週号では戦場で追い詰められた部隊が隊長の激によって士気が向上し突撃に至りました。今週号では形勢を戻しつつあり、戦っている新兵がある事に気が付きます。「なぜかいつもより視界が広い。敵の動きも戦場の動きも分かって動きやすい。」と。

そこに古参の兵士がやってきて声をかけます。「自分でもハッとするだろう。見え方が変わると。もちろんそれは俺も何度かあるが、お前みたいに若くなくてもっと後だった。そう、あの信(隊長)に出会ってからだ。」

不思議なもので一流の下で学ぶと一流に近づきます。個人稽古の後は街を歩く人の見え方が変わるので、キングダムの新兵の気分でした。

視界が広く、相手の動きが見える。技の質が上がると人の動きが良く見えるようになっていきます。面白いものです。

 

古参の兵士は次のようにも言っています。

「信はもっともっと上の景色が見えているのは間違いない。信の見ている景色を見たいと思うようになって、いい年した大人たちはそこからさらに成長した。」

前回の記事に関連しますが、良い師と目標は重要。何十年も稽古してきた師匠の見ている世界はどんなものなのでしょう・・・ 未知の世界が待ち受けている事を想像すると稽古にも精が出ます。

 

2.捨てる事もどる事で完成する

リクドウはボクシングマンガ。現在世界タイトル戦が行われており、追い詰められた技巧派の挑戦者が頭で考えず拳で考える事、ベルトの意識を捨てて当初の戦う目的に立ち返る事で挽回しつつあります。そして悟ります。

「初めてだ・・・こんな単純なボクシングは・・・この果てに 俺の完成形がある」

 

井口流合気道三段に求められるは「自然な動き」。相手は不自然さを感じる間もなく、いつの間にか間合いに入り込まれ、倒される。先日の稽古はこれを実現するための個人稽古でした。

詳細は公開できないのですが、先ほど紹介した挑戦者の心境が全てです。複雑なもの余計なものを捨てる事、立ち戻る事。

技術には理があるものの、突き詰めると極めてシンプルな形に集約されます。これを達人は「気」と呼んでいるようです。先は長い!

 

3. 素早く上達し極めるには?

曰く!一流につく!捨てる!これだけ