曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

合気道とヨガ 自然を体現する

1. 合気道とヨガの共通点

2年ほど前にぎっくり腰をやらかしてしまって以来、腰痛に悩まされていました。そこで始めたのがヨガ。最初はストレッチの代用だったのですが、今では精神修業と合気道稽古を兼ねています。

そもそもヨガとは?インド思想では全てのものに宇宙の精神が存在していて、個人の心はその一部であるとみなています、そしてヨガは自分の心と向き合う事で神の心と結び付き、完全な自由に到達する修行法であると言われています。

合気道は相手との合わせを通じて自然を体現しています。ヨガは自分の内面と向き合う事で自由を体現しています。合気道とヨガはアプローチの方法は違えど、目指すものは同じなのかもしれないですね。

 

 2. ヨガをやりながら合気稽古と丹田鍛錬

前回、同じ動きでも意識が異なると中身が変わるという旨の記事を書きました。合気道が上達すると、ヨガのポーズの深さが分かって非常に面白いです。下記にいくつか紹介。

 

戦士のポーズ(ヴィーラバドラアーサナ)

普通にやると足を鍛え、背骨を伸ばし、肩を柔らかくするポーズです。実は骨盤と股関節の位置が肝。直立の姿勢から写真のポーズに至るまで、骨盤を傾けず捻じらず身体の方向と一致させる事で合気の歩法に活きます。

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下を向いた犬のポーズ(アドー・ムカ・シュヴァーナアーサナ)

手のひらと足の裏でしっかりと床を押す事、尾てい骨を天に、頭頂を地に伸ばして背骨を伸ばす事を意識します。

床を使った皮膚感覚の稽古と軸の形成に役立ちます。下、中丹田へ意識を向けて行うとより良し。

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半月のポーズ(アルダ・チャンドラアーサナ)

足腰とわき腹の鍛錬、バランス感覚の強化に役立ちます。両手両足頭が一枚の平面になるように姿勢をキープ。手のひらは床に添えるだけ。体重は足にだけかけます。

骨盤を平行にするので歩法に役立ちます。バランス維持の際に下中上丹田を直線状に並ぶように意識すると感覚が磨かれます。

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3. ヨガで己を知りつつ脱力

写真を撮りながら練習すると、イメージとのずれが多くて驚きました。伸ばしているつもりが伸びていなかったり、平行のつもりが傾いていたり。イメージ通り身体を動かす稽古に動画や写真撮影が有効だとしみじみ感じました。

そして己の身体の状態を正しく感じる為にに必要なものは脱力。上達を目指しつつも心と体はゆるくゆるく。

背伸びをして背骨の動きを感じるだけでもヨガ。武道に限らず、健康維持にも良いので興味を持たれた方はぜひ簡単なものをやってみてはいかがでしょう。一日5分を数日やるだけで可動域が広がるので驚きますよ。

 

 

補足

黒道着は過去に忍者修行をした時に購入したものです。井口流合気道の稽古では、皆さん動きやすい服装で思い思いのものを着ています。