柱であり柳である ~安定と調和の両立~

1. 大坂なおみ選手にみる柱と柳

確固たる自我を持ちつつ周囲と和す。言葉にするとありきたりなフレーズ。しかし実践できる人は少なく、できている人には強い魅力を感じます。

全米オープンテニス女子チャンピオンの栄冠を手にした大坂なおみ選手。決勝戦とその後のインタビューを見て、そびえ立つ柱のように自分を確立している安定感と、柔らかい柳のように誰ともぶつからず周囲と調和する姿に感銘を受けました。

決勝戦でセリーナ・ウィリアムス選手が審判に猛抗議している際、大坂なおみ選手がとった行動は、「背を向け自分にできることに集中」「見ないようにする」こと。相手の状態と周囲の環境に流されない安定感。「私は私。」

それでありながら表彰式やインタビューのコメントに垣間見える、誰ともぶつからない柔らかさー

 

2. 己だけを見ていては流れは見えない

私は私。これは安定したパフォーマンスを発揮する為の前提条件。しかし世界を閉じるという事ではありません。スポーツで相手に勝つには、相手を知り理解する必要があります。

さらにテニスは流れのスポーツ。時間による区切り、前半後半と言った概念がなく、いくらリードしていても決着するまで続けるスポーツです。流れに乗れるとスムーズに勝利したり逆転できたり。はたまた幾らリードしていても、相手の流れに流されるとゲームが崩れて敗北したり・・・

決勝戦、大坂選手は相手が勢いついて来そうだと感じたポイントの後、ゲーム中最大の集中力を発揮したそうです。その結果見事に流れを断ち切りました。己だけを見ていては流れは見えません。自分にできることだけに集中。されど世界と調和する。禅ですね。

数々のインタビューでも、自分のペースでありつつ誰ともぶつからないー20歳の世界チャンピオン。彼女の姿勢から多くの事が学べました。

 

3. まとめ

曰く! 正しく安定すればおのずと調和する。正しく調和すればおのずと安定する。これだけ!