戸愚呂(弟)をころんと転がす 〜知は力なり〜

1. 古武術は合理的

「力ではかなわへん。プロがやるフォームを調べてきた。これやるで。」

大学時代、研究室対抗綱引きトーナメントという不可解なイベントがありました。ある研究室は7名中4名がボード部のマッチョマン。戸愚呂(弟)みたいなやつら※です。

大会まで筋トレをしたところで敵う相手ではない。負けず嫌いの先輩は「力で勝てないなら技で勝つ!」と、綱引きの理(ことわり)を調べてきたのです。

※戸愚呂(弟)をご存知ない方はこちらをご覧ください。ビジネスシーンで使える戸愚呂先生の鬼フレーズを10個だけ紹介させて欲しい - もはや日記とかそういう次元ではない 

 

そして迎えた綱引き大会当日。綱引きって3秒以内に決着つく競技だっけ?戸愚呂チームは相手チームをずるずると引きずり込んで破竹の勢いで勝ち進みます。我々も向かうところ敵なし!準決勝で相まみえる事に。

ギリギリ・・・っと縄が軋み、体が引きずられて行きます。しかし我々は制限時間いっぱいまで戦いました。30秒か1分だったでしょうか。負けてしまったものの、決勝戦ですら戸愚呂チームは3秒くらいで勝利。結局、戸愚呂チームと渡り合えたのは我々だけという事実に先輩は満足していました。

「正しい理論を知れば力に対抗できる」

綱引き大会で我々がやった体の使い方とは、重力を利用するフォームであり、全身の力が統一されて発揮できるフォームでした。正しい身体の使い方を知る事で、筋力に対抗できるようになるのです。

2. 正しい姿勢は脳に優しい姿勢

正しい身体の使い方を習得すると、さらに良いことがあります。たまたま岩盤浴の休憩ルームで読んだビジネス誌によると、なんと、正しい姿勢をとると脳にかかる負荷が減るそうです。

「真に安定する姿勢」とは精妙なバランスの上に成り立っており、我々は無意識下で微妙なバランスのズレを逐次修正している為、ズレている部位が多いと修正に余計な負荷がかかっているのです。

余計な負荷がかかっていては発揮できる力も発揮できません。今の興味は脳の可能性を引き出す事。そのためにも姿勢、バランス、重要ですね。

 

3. 効率化したいなら斧を砥げ 知の集積

一日に10本。あるきこりが切り倒せる大木の数です。それが日を追うごとに9,8,7本と切り倒せる本数が減ってきます。きこりは「もっと頑張ろう!」と働く時間を延ばします。

ある人が言いました「斧を砥いだら?切れ味落ちてるよ」きこりは返しました。「そんな暇はない。木を切るのに忙しい。」

有名なビジネスの例え話です。綱引きのエピソードでいうと斧を砥ぐことは、正しいフォームの習得にあたります。相手より知っている。これは圧倒的に有利な状況です。

 

4. 勝ちたいなら戦わずに出し抜く

「技を使うためにかなりのパワーがいる」それって技ですか?とはいえ体を鍛える事も大事です。知と技が同じレベル同士だったら・・・。やはりパワーか上の方が有利です。健康にもいいですしね。

ちなみに私は技術&柔軟:筋トレ=7:3くらいの割合でやってます。 

話がそれました。「勝ちたいなら戦える分野で戦え!」と世間で良く言われますが、そもそも戦うのはめんどくさいです。総合力は相手が上でも、真正面からやりあわなければなんとかなるもの。出し抜いてしまいましょう。戸愚呂(弟)でもコロンと、こかせられるのです。

「力ではかなわない。ならば知と理を知って出し抜く!」相手の意識と体を欺く理、そしてそれを実現する技。古武術や合気道にはそれが詰まっています。理系人間には面白くてしょうがないです。

 

5. まとめ

曰く!知は力をなり!これだけ!

6.井口流合気道のご紹介

和歌山市内にて火曜日20:00~、金曜日21:45~稽古中です。体験希望があればお問い合わせフォームまで。理論好きかつ武道好き方には満足していただける道場です。道場の詳細は下記の記事を参照ください。

www.iguchiryu-aikido.com

P.S. 座ったままの姿勢でジャンプを!?

遊んでみたところ練習したことはないのですができてしまいました。膝の動きで生じる力の流れを感じて体の中心を流すのがポイント。こりゃ合気だ。

しかし着地で衝撃を逃がす事が出来ず、ドン!っとお尻から落下してダメージを受けました。まだまだですね。