曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

カエルからモデリングで学ぶ

1. 動物の動きは良き手本

中国拳法には動物を模した拳法がいくつか存在します。有名なものはカマキリを模した蟷螂拳ですね。なぜ過去の中国拳法家は動物の動きを研究していたのでしょうか?

高岡英夫先生の『究極の身体』によると、脊椎動物の最高峰は魚類だとか。魚類は脊椎だけで水中の三次元空間で高度な運動を行っているのです。

そして、手足を使う場合は四足獣の骨格構造を模した形が最も力強く精度が高い動きができるそうです。その構造とは肩甲骨と腕が平行となる形です。前方方向に腕を使う場合は完全に平行にはならないので、いわゆる含胸抜背こそが最も効率よく体が使える形になります。

 

 

人間は魚類そして哺乳類へと進化してきました。骨格構造にはその名残があります。これを最大限生かすという論理です。

人間は進化とともに骨格構造の有効な使い方を忘れつつあるので、過去の拳法家たちは動物たちを師として学ぼうとしたのではないでしょうか?

 

2. カエルの動きを観察して平泳ぎを習得

私は小学生低学年の頃、水泳を習っていたのですが、平泳ぎの試験がなかなか合格できませんでした。昔は今のようにyoutubeで一流の動きを手軽に観察することはできません。そもそもインターネットがまだ普及していない時代です。

 

良きお手本はないものか…? 父がカエルを捕まえてきて「こいつの動きを真似してみろ」と言いました。ふざけているようですが、当時の平泳ぎはカエルの動きと似たフォームだったので、洗面器で泳ぐカエルを見ると「こいつはいい先生だ!」と素直に思いました。

 

結果、試験は合格。コーチから「かなりうまくなってた。どうしたの?」と聞かれました。「カエルを見て勉強しました!」というと複雑な表情をしていたのが印象的でした。

 

3. NLPモデリング

NLP(Neuro Language Program: 神経言語プログラム)

人間は自分の体験に基づいて出来事に反応する生き物。体験が言語化され、別の体験にも言語化された通りに、プログラムされた通りに反応してしまうと考え、プログラムを客観的に見つめたり、修正する事で問題を解決したりする心理学の一種です。 

 

このNLPにモデリングという手法があります。端的に言うと観察対象と一体化する事で自分とは異なるプログラムを得る手法です。自己啓発書などでは、成功者やなりたい人をモデリングする事で短期間で成功できるなどと言われていたりしますね。

 

武道においてもモデリングが有効です。過去、「一流を徹底して観察する」という記事を書きました。動きが分かってきたら、自分が動画の達人と一体化した気分で見てみましょう。本日の稽古では先生と一体化する心持で稽古してきます。

www.iguchiryu-aikido.com

 

なお宮平保先生の動きをじっくり見たいので、武道格闘技好きの友人と共同でGreat Journey of Karate 2, 3(特別版)を購入することにしました!現在手元に届くのを待っている状態です。じっくり鑑賞、モデリングしたのち紹介したいと思います。

 

4. まとめ 短期間で変わるには

曰く!お手本と一体化せよ!これだけ!