時の効果 効率よい上達のために

 


1. 短期集中の効果

「一日たった10分で英語が喋れるように!」、「一日3分でダイエット!」、日ごろ忙殺されがちな現代人の心をつかむフレーズをよく見かけます。
実際、短時間でも継続することで効果があることは間違いありません。一方、飛躍するためには短期間でよいので長時間集中的に取り組むことが必要となる事もあります。

過去の記事になりますが、GWにモンゴルを訪問し、馬で草原を駆ける日々を過ごしました。一日3~6時間ほどの過酷な旅でツアーというよりも修行の日々。

対して、以前国内の乗馬クラブにて体験乗馬コースを数回受講させて頂いた事があるのですが、一回につき30分程度の乗馬でした。毎回なんとなく感覚がつかめそうというところで終わりになります。

しかしモンゴルの大草原の中で、淡々と同じ動きを数時間続けているとある瞬間から突然感覚が変わる瞬間がありました。脳の神経回路が接続された瞬間だと思われます。

しかし、翌日の乗馬直後にはその感覚が得られません。おかしいなぁと思いつつ数時間乗り続けていると、再び前日の感覚が蘇りました。

2. 短期集中では身につかない?

帰国後は馬に乗っていないので、先述の神経回路は閉じていることでしょう。しかし一度開かれた道は容易に再度開くことが可能です。そして一度道を開くには短期集中が有効と考えます。

ランナーズハイにならないと見えない景色、感じられない感覚…それらが次の段階へ進む為に必要となるケースもあるのです。故に勉強合宿やスポーツ合宿というものがあるのだと思われます。

もう一例。知人は英語留学でアメリカにて生活をしていたのですが、渡米直後はヒアリングに苦労していたとこのこと。しかし滞在から一週間程たったある日、半日ほど英語を聞き続けていると、急に周囲の英会話が完全に聞き取れるようになったそうです。

しかし翌日の午前中はやはり依然と同程度のヒアリング力に。残念に思いながらもひたすら聞き取ることに集中していると、やはり突如会話が理解できるようになったとか。そんな体験を繰り返した末、最終的には英語が堪能に。

なお帰国後、英語を使わないでいると能力が衰えていくのを感じるとの事ですが、いざ使いだすとすぐに元の水準まで戻せているようです。

当会の基礎稽古に立禅、これも何度か長時間行ってみたことがありるのですが、やはりある程度の時間が経過しないと得られない感覚が存在します。

3. 時の効果

時代の流れ、技術の進歩が甚だ早く、我々はあらゆる事に急ぎがちです。しかし時にはじっくりと一つのことに集中して取り組んでみてはいかがでしょうか?時の効果は想像以上に強烈です。きっと新しい景色が見えると思います