曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

脱力すると感覚が鋭くなる理由

 

 

1. デスクワークで背骨がカチカチ

「胸椎から頚椎の動きが固い」スワイショウ(回転)をやっていた時に感じた事です。デスクワークで前のめりになってPCを凝視しているからでしょうか…。

しかし繰り返すにつれて背骨がほぐれると共に、感覚も鋭くなり、動きと姿勢が安定してきました。今回は感覚を鋭くする方法と意識について触れてみたいと思います。

 

2. 姿勢を制御するものとは?

そもそも動きや姿勢を制御しているのは一体何なのでしょうか?

我々の骨格筋内部には筋紡錘と呼ばれるセンサーがあり、筋肉の収縮状態を伝え、脊髄反射を介して姿勢や運動の調整を行ってくれる機能を担っています。ここでポイントは筋紡錘は骨格筋の内部にあり、収縮状態を検知しているという点です。

緊張したり力んだりすると筋肉は収縮、さらに反対側の筋肉は伸展しますが、こうなると微妙な収縮状態の検知が難しくなります。大袈裟に例えると目の前にある1mの線が突如1cm伸びたところで誰も気に留めませんが、目の前にある1mmの線が1cmに伸びると、おっ?と気になると思います。 

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 つまり筋肉に無駄な収縮が存在すると筋紡錘の感度が鈍るというわけです。

という訳で、感覚を鋭くし、身体制御の精度を高めるには脱力が必要になります。そして脱力しつつもきちんと可動部と内面に意識を向けることで質の高い稽古となるでしょう。