自分軸を磨く自然の中の稽古と究極の身体

 

 1. 大草原で軸をたてる

皆さんはただ立つことが難しいと思ったことはありますか?前回に引き続き感じる時間と考える時間に関する話となります。

GWにモンゴル乗馬ツアーに参加し、一日平均4,5時間は乗馬をしてきたのですが、昨年はぼんやりとしか感じられなかった自分軸、自分の体を貫いて天地を通る軸、正中線=センターを今年は強烈に感じることができました。

 

昨年より合気道が上達したこと、更には一度落馬した後はひたすら馬と座骨の接触点、重心などに感覚に集中していた事も遠因かと思いますが、飛行機の中で『究極の身体』、高岡秀夫(著)を熟読していた事も大きい原因かと考えます。

 『究極の身体』にて骨格構造、骨格と繋がる筋肉、身体意識といった知識を深めていたため、乗馬を続けている間に「だんだん仙腸関節がほぐれて可動域が広がってきた」、「完全に自分と馬の軸が一致すると天地まで軸が伸びる感覚が確かにある」とはっきり自覚することができました。

 

 

 2. 大自然で感覚神経を磨く

ちなみに、長時間乗馬という大自然の中で過酷な運動をした後は感覚が研ぎ澄まされていました。空手家が山籠もりして稽古する理由が少しわかった気がします。

最終日、大草原から離れて空港の人混みに入ると、音の洪水と視界に入る情報量の多さでドッと疲れてしまいました。 

 

さて、そうやって感覚が磨かれた状態で草原を散歩すると、歩いている自分の軸がいかに不安定であり、フラフラしているのかを自覚しました。

 歩行中、意識すると軸を保てるのですが、ぼんやり歩くと全くまっすぐではありません。では立ち止まって見るとどうでしょう?ただ立っていても自然体ではぐらぐらしています。自分の軸は普段こんなにぶれていたのかと驚きました。

 なお先述の『究極の身体』では距骨で立つ事の重要性について触れているのですが、確かに距骨、足裏のウナを意識すると非常に立ちやすくなり心地良かったです。

 

書で知識をつけ、実践で感じる。再び知識に触れ、感覚を強化する。武道に限らず芸術や勉学でも同じサイクルを回すことで上達が加速するのではないでしょうか?

最後に 『究極の身体』は合気道の上達、乗馬の上達に大変有益でした。高岡先生に感謝。