曰く!これだけ!~井口流合気道の秘伝と雑記〜

井口流合気道の技や考え方を紹介しています。

作用反作用逆転の発想 ~合気道に物理を~

1. 陰の技術の正体

前方に力を伝えると、後方へも力が加わります。前方へ力を伝えたい場合、普通は前方へ力を伝えようとします。しかし、後方へ力を伝えようとし、その際生まれた反作用の力を使うという方法も存在します。それこそが、我々の使う、”隠”です。
 
“陰”には、前回、前々回紹介した、ズレをも含んでいます。先述のように、普通は力を伝えたい方向に意識を集中します。パンチを打つ際には、力の流れを前方に打ち出すことを意識していると思いますが、陰の打撃を使う際、意識する力の流れは逆になります。
 
前方へ打ち出させる腕に対し、持っている意識が違うところにある。ただ手は力を伝える導線にすぎない。このズレ、意識の秘匿も”陰”という名前にぴったりだと思います。
 
 
最後に、これまで紹介してきた陰の技術は、重心移動だけでした。しかし、作用反作用の力を使うという観点で見てみると、一点だけである必要はありません。

 後方の力:肩 + 腰 + 脚
 前方の力:腕 + 腕 + 腕
 
であってもよいのです。これをさらに分割していくと、ごく小さい動きで”陰”をかける事が可能となります。
 
 

2. 最後に

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